【アメリカから送るクリスマスカード完全ガイド】デザイン・切手・宛名書きまで分かりやすく解説

みなさんこんにちは!あみままです。

優しい夫とにぎやかな3人の子どもに囲まれて、今日も楽しくドタバタと過ごしています。

ハロウィンが終わるとクリスマスの足音が聞こえてきますね。
街の飾りつけ、ショッピングモールのツリー、ラジオからはクリスマスソング…。
「まだ11月なのに?」と思いますが、アメリカのホリデーはもう全力モードです。

我が家は毎年、日本の友達や家族、アメリカ国内の離れて住む友達に向けてクリスマスカードを送っています。年賀状の代わりとしてぴったりだよね?と思い始めました。

いざ準備をスタートしてみると、郵便局はホリデーシーズンで大混雑!切手を買うだけなのに一苦労…。しかもクリスマス用のデザインは売り切れ。家族写真入りカードは作るのは高額で時間もかかる!
予想していなかったことの連続でびっくりしました。「何となく準備を始める」ではカードはクリスマスに間に合わなかったのです。

完全に出遅れて1月上旬に間に合えば年賀状としてセーフ!とした年もありましたが、届いたのが2月…という年もありました(苦笑)

だからこそ、大切なのは先に「流れ」を知っておくことです。

この記事では、
初めてでもクリスマスカードを確実に日本へ届けるための方法やスケジュール目安
私のリアルな体験を交えて解説します。

目次

アメリカのクリスマスカード文化とは?

アメリカのクリスマスカードは家族写真を入れて送る習慣が強く、
「家族みんなで元気に仲良くやっているよ〜と知らせるために送る」という感覚があります。
こどもだけ、大人だけではなく、家族の写真のカードが定番です。
さらにこの写真も、カードのために撮影することが多いです。1年のうちのどこかで撮った写真ではなく、カードを送る時期の最新版の家族写真が載せられています。

カードのデザイン例

私のカードの思い出…

わたしが仲良くしているアメリカ人の友人宅へ遊びに行ったときのこと。
キッチンの冷蔵庫やリビングの壁いっぱいに、届いたホリデーカードがずら〜っと並んでいて、それが本当に素敵でした。

友人や家族の笑顔の写真が並ぶあの空間が、幸せで溢れていたんです。


そしてクリスマスカードは、ただの手紙ではなく「飾る前提」で送られている文化なのだと気づきました。私たちのカードがアメリカ人の友人の家で飾られていて嬉しかったこともあります。

日本にも年賀状文化はありますが、「飾る」という概念はあまりありませんよね。
これはアメリカらしい習慣だなと思いました。

アメリカから日本へカードを送るときに必要なもの

アメリカから日本へクリスマスカードを送る場合、準備するものは主に次の5つです。

  • クリスマスカード(市販・オンライン注文・手作りなど)
  • 国際切手(Global Forever Stamp)
  • 封筒
  • 宛名を書くためのペン、ラベル
  • 日本の送り先住所(できればローマ字も準備)

カードそのものを作る前に、まず「切手と写真を確保すること」がとても大事です。
ホリデーシーズンの郵便局は本当に混みあい、可愛いデザインの切手はすぐ売り切れてしまいます。

切手を買うためにトータル何通送るのか、誰に出すのか、早めに計算しましょう。友人への住所確認も枚数を決める段階でしておくと後でとっても楽になります!

切手は11月上旬に買うのが鉄則

ポインセチアが可愛いのです。

アメリカから日本へカードを送る場合に使う切手は「Global Forever Stamp」と呼ばれる国際郵便専用切手です。
2025年11月現在の価格は 1枚 1.65ドル
この切手を1枚貼れば、1オンス(約28g)以内の封書を世界中どこへでも送ることができます。

毎年この国際切手には
「クリスマス柄(ホリデーデザイン)」が登場し、これがとても人気。毎年、早々に売り切れるのです。

カードが完成してから買いに行くのではなく、
✔ 切手を買う → ✔ カード制作 → ✔ 宛名書き → ✔ 発送
という順番がおすすめです。

国際切手が買える場所

・郵便局(USPS)
・USPS公式オンラインストア
・一部のスーパー(ただし在庫少なめ)

オンラインで購入した場合、数日後に自宅ポストに届きます。
ホリデー前は発送が遅くなることもあるので、やはり早めが安心です。

もし国際切手(1.7ドル)が手に入らなかった場合は、
アメリカ国内用切手(Forever Stamp)を組み合わせて 合計1.7ドル以上にすれば問題なく送れます。

アメリカ国内へ送る場合は通常切手でOK

アメリカ国内へホリデーカードを送る場合は、国際切手ではなく「Forever Stamp」を使います。
2024年11月時点の価格は 1枚 78¢
ハワイやアラスカ含む全米どこでも同額で送れます。

国内向けの切手にもホリデーデザインが発売されるので、毎年楽しみにして選ぶ人も多いです。

カードが作れるおすすめサービス(オンライン注文)

アメリカでは、オンラインで簡単にホリデーカードを注文できるサイトがたくさんあります。
写真をアップしてレイアウトを調整するだけで、数日後には印刷されたカードが自宅に届く仕組みです。

ーサイトの例ー
・Shutterfly
・Minted
・Costco Photo Center
・Canva(自分でデザイン→PDF→印刷会社へ入稿も可)
・Vistaprint

我が家は毎年、値段と配送予定をチェックして我が家の異貌に合うものを選んでいます。

オンラインで写真入りホリデーカードを注文すると、基本的な仕様(5″×7″・封筒付き・写真1枚)なら、
1枚あたり 1~2ドル台 からスタートします。
より厚手の紙質、カードの艶の加工、特殊仕様を選ぶと、1枚 3ドル〜5ドル以上になることも。
例えば10枚まとめての注文で24ドル程度というリーズナブルな例もあれば、25枚で70ドル超という高級仕様も見られます。
予算に応じて「枚数/紙質/加工」を選ぶ必要があります。しかしこれ、選択肢が結構多いです。
過去には、出来上がって届いたカードが思ったよりもチープな仕上がり(涙)だったこともあります。私のような経験をしないためにも、以下にどんな選択肢があるかまとめておきます。

カードの種類

【フラットカード(1枚タイプ)】

・最も一般的。表面に写真+メッセージ、裏面は印刷 or 余白あり
・コストを抑えやすく、送料も軽く済む
・壁面/冷蔵庫に貼って飾りやすい

【二つ折りカード】

・開くと中にメッセージを書けるタイプ
・文字をたくさん書きたい人や、丁寧に送りたい相手向け
・やや高価格&封筒も厚めになることが多い

【ポストカードタイプ】

・裏面にあて名を書ける、切手を貼るだけで送れる
・最も節約できる方法だが、写真入りデザインは少なめ

紙の種類や写真の光沢

【グロス(ツヤあり)】

・写真の発色がよく、くっきり明るく見える
・指紋がつきやすい/光の反射が強いこともある
・家族写真を“綺麗に見せたい人”向け

【マット(ツヤなし)】

・温かみがあり、高級感のある質感
・写真の色味は少し落ち着いた印象になる
・ナチュラル/洗練デザイン向き

【厚紙プレミアムタイプ】

・名刺のように硬めの紙質
・ペーパーカードでも高級感がでる
・飾ることを前提にするならおすすめ

印刷オプション(両面/箔押し/カット形状)

【両面印刷】

・表面:写真/裏面:メッセージ・追加写真など
・あえて“裏面にも一言入れる”とオシャレな仕上がりに

【箔押し(Foil)加工】

・ゴールド/シルバーなど、光沢のある文字・模様が入る
・結婚式の招待状のような特別感
・加工ありカードは通常+〇ドルの追加料金

【エンボス・テクスチャ加工】

・紙に凹凸がつく印刷。触ったときの質感が特徴
・高級仕様で1枚単価が上がるが、保存性◎

【カット形状のバリエーション】

・角丸加工(ラウンドコーナー)
・スカラップカット(雲のような形)
・ダイカット型(星型・オーナメント型など)

家族写真は最優先事項にする

アメリカのホリデーカードは「家族写真入り」が定番です。ですが、写真がないとカード作りは進みません。とにかく写真の用意は最優先事項です。写真は、クリスマスカードのために家族写真を撮る家庭がほとんど。写真の用意がギリギリになると、そこからカードを注文して印刷→届くまでの時間が足りなくなり、発送が遅れてしまいます。

そのため、理想のスケジュールはこうです:

・11月上旬:家族写真を撮影、切手を買う
・11月中旬:カードデザインを決めて注文
・12月上旬:カード到着→宛名書き・メッセージ記入開始
・12月10日までに投函(日本宛の場合)

写真の定番アイデア例

・クリスマスツリーの前で撮影
・家族全員でおそろいのパジャマ
・赤×緑×白など、クリスマスカラーコーデ

アメリカ人の家庭では、フォトスタジオを予約したり、プロのカメラマンに依頼する人も多いですが、わが家は三脚+セルフタイマーで撮っています。紅葉の綺麗な場所や、その年に何度も行った公園などで撮影することが多いです。

ブラックフライデーで注文する場合の注意点

ホリデーカードのオンライン注文サイトの多くは、ブラックフライデーやサイバーマンデーに大きな割引を出します。
早割よりも安くなることがあるため、この時期を狙う人も多いです。

ただし注意点がひとつあります。

ブラックフライデーは例年11月の下旬。カード到着日によっては12月中旬〜下旬になる可能性があります。
「安く作れるけど届くのが遅い」というリスクがあります。

理想は、

✔︎ デザインの候補をあらかじめ決めておく
✔︎ 写真はブラックフライデー前に撮っておく
✔︎ 割引が始まったらすぐ注文できる状態にしておく

セールの開始にアンテナを貼り、写真やデザインはざっくりと決めておくという「計画的な準備」が大切です。

宛名の書き方(日本宛/アメリカ宛)

アメリカから日本へカードを送るときは、基本的に 日本語でもローマ字でもOK です。
ただ、郵便仕分けのときに分かりやすいように、住所の最後に大きく「JAPAN」 と書くことが大切です。

宛名の詳しい書き方は「図」でまとめてあるので、ここではポイントだけ整理します。

日本宛ての場合(国際郵便)

・封筒中央に受取人の名前
・住所は日本語でもローマ字でもOK
・最後に「JAPAN」と大きく書く
・右上に国際切手(1.65ドル分)
・左上に差出人の情報(アメリカの住所・USA表記)
・最後に赤ペンで「AIR MAIL」と書く

アメリカ国内に送る場合

・日本と違い「番地 → 通り名 → 市 → 州 → ZIPコード」の順
・切手は78¢(国内用Forever Stamp)
・家族宛の場合は「The + 姓 + Family」でOK
 例:The Ymada Family(=山田さん一家)

発送はいつまでにすれば間に合う?USPSの配送日数

アメリカから日本への郵送は、時期によって日数が大きく変わります。
特に 11月後半〜12月は“国際郵便の渋滞期” になるため、普段より時間がかかります。
我が家の手紙は毎年、2週間〜3週間で配送完了します。

送り先通常期の目安ホリデー時期の目安安全ライン
アメリカ国内1〜5日3〜7日12/18までに投函
日本(国際郵便)7〜14日10〜30日以上かかる場合あり12/10までに投函

USPSは公式に「ホリデー配送締切日」を発表しますが、年によって微妙に変わります。
とくに国際郵便は年々遅延傾向があるため、12月10日までに投函すれば“ほぼ確実ライン” と考えておくと安心です。

間に合わなかった場合はどうする?(年賀状化 or 冬カード化)

わが家もそうでしたが、スケジュールがズレると 「もうクリスマスに間に合わない…!」という年が必ず出てきます。

でも大丈夫。遅れても送れるアイデアがあります。

年賀状として出す

・メッセージを「Merry Christmas」→「Happy New Year」に変えるだけ
・写真はそのまま使ってOK
・むしろ「アメリカからの年賀状」は喜ばれる

“Winter Greetings”カードにする

・クリスマス要素を外し「冬のあいさつ」に変更
・1月でも2月でも違和感なく送れる
・カードのデザインも「雪」「星空」「青系」にすればOK

アメリカのポストは青い

まとめ

クリスマスカードは、家族だけではなく、近所の方や友達への感謝の気持ち。そして、離れた場所に住む友人に、大好きだよ! 離れていても、大切な友達だよ!と気持ちを伝えるとても良いチャンスです。

届いたよー!の連絡から始まる高校の同級生たちや、離れて暮らす友達や兄弟とのやりとり。いつも密に連絡を取っていないけれど、しっかりつながっていることを確認できとっても大切なきっかけになります。

アメリカの怒涛のイベントシーズンは忙しく、どこもかしこも大混雑で少し疲弊もします。でも、準備を早めに進めることで、ゆっくりと腰掛けて、贈る相手のことを考えながら心を込めたホリデーカード作成ができます。

クリマスカードで得られる、温かい繋がり、おすすめです。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

みなさまの毎日が 小さな幸せであふれますように。 

*あみのままノート*

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この記事を書いた人

3人の子持ちアラサーママ。海外に全く縁がない人生だったはずが、気づけばアメリカ移住。あっという間に5年以上が経過。持ち前の明るさと、負けへんでの精神で、毎日を楽しんでいます。お料理、ハンドメイド、子育てのこと、夫のUSMLE受験(妻の目線)を発信しています。

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